魔法界の魔法使いには人間界の魔法使いに負ける落第生がいます
「早く魔法学、こないかなぁ」

靴箱でローファーとフォーマルシューズを履き替える

何故か上履きではない・・・・・・・まあ、学園長きっての希望らしく

別に、可愛いからいいけど!

三人で靴箱を出て廊下を進む。


靴箱と初等部校舎は渡り廊下で繋がれている

でも、何故かガラス張り。しかも、強化ガラスだったし!

そんなに魔法使いって希少なんだ・・・・・・

と思っているうちに、渡り廊下を終え本校舎の廊下へ

クリーム色のシンプルな廊下は、延々と続く・・・・・・見てるこっちが飽きそう

内壁はホイップクリーム並に真っ白。窓から差し込む暖かな光。紅のカーテンには銀色のラインが走っている

そして、あたし達が歩いている右側には、それはそれは広ーい教室が並んでいる

うわあ、すごい豪華・・・・・・こんなところで授業できるとは!

さすが、優鈴学園ですな

「ここが、初等部五年の教室よ」

「一人で来れるようにしとけよ。遅刻しても知らねー」

「はーい」

二人に置いてかれても(無いだろうけど)大丈夫なようにしなきゃ!

「おはよう」

「はよ」

「おはよー!」

教室に入ると同時に、三人でご挨拶

中は、何やら騒々しい。しかも、ほとんどの人が揃ってるみたい

「あっ、来たきた!彩音ちゃん!」

「待ってたよ〜」

ん?確かあの始めに発言した子は・・・・・・歌手の安藤弥生じゃん?!

ええええっっ!

な、なんでここにいるの?!

「あ、その顔は知らなかったなー」

や、弥生ちゃんだ・・・・・・弥生ちゃんがいる!
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