魔法界の魔法使いには人間界の魔法使いに負ける落第生がいます
おいおい・・・・・・良いのかそれで?

「魔法は、自分が持つノーマルの魔力を凝固させ、それに加えて自分が持つ属性の魔力を凝固させ合体することで起こります」

「うんうん。まあ、付け加えると魔力が大きい人ほどランクが高い魔法を使えるってところと、潜在能力系は属性の魔力のみで行使されるところだけだね。よろしい!」

「ども」

座る悠

あ、悠はあたし達の後ろの席。何故かここに固まっているんだよねぇ、特別系

「それではお待ちかねの、魔法実践にいこー!」

つ、ついに来たか・・・・・・っ!

「魔法には、コントロールが最重要!これは幼等部でも習ったよね?一回、実践はしたことあるよね?」

「したことあるよー」

「あるある!あの時めっちゃ楽しかった!」

「だよなー」

あたしにとっては、魔法界での思い出って忌々しいものしかないけどね

あ、でもあたし、親友がいたんだけど、2人で学校で遊ぶの楽しかったなぁ

「その時いた子はわかると思うけど、改めて説明するねー」

先生の説明をまとめると・・・・・・

・魔法のコントロールをする為に魔法実践は行われる

・コントロールするには、自らの魔力の量を調節しなくてはならない

・先生に指名された人は、前に出て先生の指令通りのランクの魔法を出す

ってところかな?

いや、これ以上説明しろって言われても出来ないし


「まずは、卒業生からお手本を見せてもらいましょう!じゃ、弥生ちゃん、レッツゴー!」

「えぇぇぇえええええぇぇぇぇぇ!!!!!」

「さあ、前に出て出て!」

明らかに面倒くさそうな悲鳴を上げる弥生ちゃんと、にやにやとしながら手招きをする水野先生

いじってる?
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