魔法界の魔法使いには人間界の魔法使いに負ける落第生がいます
コントロール、神ってる!
「おー。流石、学力はオール2だけど実技はオール5だっただけはありますなぁ」
え?そうなの?
実技、オール5?!
「へっへーん?どうだ!後輩達よ、これが先輩の力だぁ!」
くるっと回れ右をして、あたしたちの方を向くと、ドヤ顔で見てくる
・・・・・・おいおい
「コントロール、すげぇ・・・・・・」
そんな声が、あちこちから聞こえてくる
まあ、確かにすごい
あたしだったら無理だろーな
「弥生ちゃん、どーもありがとー!それじゃ、次は杏奈ちゃんにしてもらおうかな?」
あんな?
「はい」
ガタンと音を立てて立ち上がったのは、あたしのお隣の列の席の子
3人で座れるこの長椅子は、全部で六つある。しかも全部の席が埋まっているの
つまり、18人いるのだ。弥生ちゃんを除けば17人だけど
それで、縦に二つずつ、横に三つずつ並んでるの
小学校とか、一号車とか、二号車とか無かったかな?そんな感じなの
それで、列ごとに少し間があいている。あたしは、前の教卓から見て右の列
杏奈って子は、真ん中の列の右側に座っていた
わかった?分かんないよねぇ・・・・・・うん
そこは、作者の文章力のせいなのでね