魔法界の魔法使いには人間界の魔法使いに負ける落第生がいます
差し出されたパンフレットを受け取り、持ってきたスクールバッグに入れた

「それで、彩音様は神崎家のご長女・・・・・・ということですが。それを隠して優鈴へ?」

「はい。お願いします」

人間界の魔法使いの間でも、神崎家のことは伝わっている

有名な一族であるとか

長女はかなりの不出来な落第生であるとか

それに比べて長男は才色兼備の優等生だとか

まあ、色々

それでも、名前までは伝わってないからねっ!

「それじゃあ、教室に行きましょう!」

「えっ・・・・・・?」

話し、それだけ?

少なっ!

「後は、慣れ、ですね」

「慣れ?!」

軽っ!って言うか何それ!

かなーり、投げやりだよね?

「教室にもう人はいますから」

「いるんだ・・・・・・」

「はい。寮制ですから早起きの子はすぐに」

「で、ですよね・・・・・・」

ああ

なんで学園なんだろぅ

学園長は姿が幼女で

早起きの人は普通にこの時間に来るって・・・・・・

おかしいでしょっ!
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