魔法界の魔法使いには人間界の魔法使いに負ける落第生がいます
杏奈の様子はつゆ知らず、水野先生はあたしに眼光ビームを出しながらキラキラとした目で見てくる
なんかあたし、魔法使わないとヤバイ系?
「ほら、行きなさい」
「さっさといかねーと授業の時間潰れるぞ」
聖理奈と美里に促され、あたしは渋々前に出た
「ガンバ、彩音ちゃん」
「うう・・・・・・弥生ちゃぁん」
悲痛な声を出すあたしに、同情の目を向けてくる弥生ちゃん
助けてくれる人はいなかった・・・・・・
「さあさあ!今、先生がしゅばばばーっとつけた傷を癒して!」
両腕を開いて、笑顔でアピールしてくる先生。
そーいえば、先生はあたしが魔法界の魔法使いってこと知ってるんだよね?だったら───
「傷よ、我が魔力を糧とし治癒と為せ」
皆には背を向けて、ぼそっとつぶやくように唱えた
その瞬間────
ぱああああああああっ
あたしから眩しいほどの光が出現し、教室中をおおった
「きゃあ」
「うわっ」
クラスメイトやあたしは目を腕で覆う。先生は、こんなことになれてるって感じで、興味津々にあたしの光を見ていた
光が収まったころ、水野先生は、長袖を捲りあげ、肘の手前くらいをのぞき込む
「あり?ここに付けた引っかき傷がない!」
おお?
つ、つまり・・・・・・
「治癒せいこ───「あたしのも、治った」」
ん?
んん?
その声は・・・・・・杏奈?
「ずっと気分悪かったけど、治った」
あっけからんと言い放つ杏奈に、クラス中がぽかーんとした
あちゃー・・・・・・コントロール誤っちゃったね
初級のつもりが、上級使っちゃったみたい
なんかあたし、魔法使わないとヤバイ系?
「ほら、行きなさい」
「さっさといかねーと授業の時間潰れるぞ」
聖理奈と美里に促され、あたしは渋々前に出た
「ガンバ、彩音ちゃん」
「うう・・・・・・弥生ちゃぁん」
悲痛な声を出すあたしに、同情の目を向けてくる弥生ちゃん
助けてくれる人はいなかった・・・・・・
「さあさあ!今、先生がしゅばばばーっとつけた傷を癒して!」
両腕を開いて、笑顔でアピールしてくる先生。
そーいえば、先生はあたしが魔法界の魔法使いってこと知ってるんだよね?だったら───
「傷よ、我が魔力を糧とし治癒と為せ」
皆には背を向けて、ぼそっとつぶやくように唱えた
その瞬間────
ぱああああああああっ
あたしから眩しいほどの光が出現し、教室中をおおった
「きゃあ」
「うわっ」
クラスメイトやあたしは目を腕で覆う。先生は、こんなことになれてるって感じで、興味津々にあたしの光を見ていた
光が収まったころ、水野先生は、長袖を捲りあげ、肘の手前くらいをのぞき込む
「あり?ここに付けた引っかき傷がない!」
おお?
つ、つまり・・・・・・
「治癒せいこ───「あたしのも、治った」」
ん?
んん?
その声は・・・・・・杏奈?
「ずっと気分悪かったけど、治った」
あっけからんと言い放つ杏奈に、クラス中がぽかーんとした
あちゃー・・・・・・コントロール誤っちゃったね
初級のつもりが、上級使っちゃったみたい