魔法界の魔法使いには人間界の魔法使いに負ける落第生がいます
全員が乗り込んで、発車した

因みに

弥生ちゃんは、春香の横の座席に座っている

つまり、あたしたち3人の座席の真ん前

この座席は、横に三人座れるので、学校の造りと同じ

にしても・・・・・・

よく二階建てのバス作ったね?

「はーい!みんないるかなー?ひぃふぅみぃ・・・・・・おお、全員いるね!それじゃあ、後藤先生に挨拶っ。せぇの」

『よろしくお願いします!』

バスの運転をする後藤先生に挨拶をして、それからは談話タイム

ワイワイガヤガヤと賑わい、ニコニコと水野先生も頷いている

でもって、あたし達はと言うと・・・・・・

「弥生ちゃん!歌うたってー」

「もっちろん!いいよ!」

「は?ちょっ待てや」

「そ、そうよ。ちょっと待ちなさい」

「ま、待ってぇ」

弥生ちゃんの生歌を聞こうと思っていたら、三人に止められた

なんでぇ?

「弥生先輩、歌いだしたら止まらないの!もっと時間がある時にっ」

珍しく聖理奈が焦っている

歯止めがきかなくなるのはほんとなんだ・・・・・・

ふむふむ

「弥生ちゃん、また今度歌って?」

「ええー?折角溢れ出すこの歌声を披露しようと思ったのにー」

ブツブツ呟きながら、納得したように頷く

ごめんね・・・・・・うん

「ところで・・・・・・覚悟は決まったかしら?」

「覚悟?」

なんの?

なんか覚悟するようなイベントあったっけ?

「おい・・・・・・忘れてんのか?肝試しだよ」

「あ・・・・・・・!」

忘れてた!うん、すっかり!
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