あの日、私たちは流れ星をみた
見たことのない星


【美都side】


「ずっとずっと冬夜のことが好きだったの。私と付き合って!」


「俺はおまえのこと好きじゃねーから無理」


「な、、私のどこが不満なのよ?!」


「もう教室戻りたいんだけど、話ってそれだけ?」



「・・・わかったもういい!!!ばか冬夜!!!」



・・・私、高橋 美都(たかはし みと)は今、とても気まづい状況に遭遇しています。


理科室へ用があったのだが、理科室の前でこんなことされていたらでていけるわけもなく、こっそり覗いて状況をみている。



あれは確か・・・学校一のモテ男、一個上の先輩の菊原 冬夜(きくはら とうや)先輩



モテるが告白をOKしたことはほぼないと噂にはきいていたけど、あんな美人な人まで振っちゃうんだ



私には関係ない話だが今の振り方はいくらなんでも酷すぎる



考えるより先に行動にしてしまう私は気がつくと冬夜先輩の前へ出て行っていた




「あ、あの!」


「・・・だれあんた」


「今の振り方、酷いと思います!!あんなに冷たい言い方しなくてもいいのに!」



私がそう言うと冬夜先輩は私の顔に自分の顔を近づけてきた




ドキッ




一瞬胸が高鳴った




「な、な、なんですか、!」


「・・・りんごみたいに顔真っ赤だよ」



そう言って鼻で笑ったあと、私のおでこに強くでこぴんをして自分の教室へ戻って行った





鏡をみると本当に自分でも驚くほど真っ赤でとても恥ずかしかった。


「あー!もう!」



私はしばらくその場でうずくまっていた。




この日の出来事をきっかけに、私は冬夜先輩と絶対に関わらない!

と、固く誓った。








はずだったのに、、、


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