あの日、私たちは流れ星をみた
それから杏奈は毎日、私と冬夜先輩に会話のきっかけを与えようとしていた


そんなある日


「美都!きいてきいて!」


とても張った声で杏奈が話しかけてきた


「はあい」


「今、男バスでマネージャー2人探してるんだって!一緒にやろ!!」


「確か男バスって・・・」


そう、男バスには冬夜先輩がいた。


しかもエースでキャプテン。女子が食いつく理由もわかるくらい完璧な立ち位置だ。


「お願い!!一緒にやろ??」


杏奈は小悪魔だなぁ。
私が押しに弱いのを知っていながらお願いしてくる。


「仕方ないなぁ、、」


「やったー!!美都だいすき♡」


「あ、来週の月曜日からきてほしいらしいから!」

「了解」



杏奈に冷静な返事をしていたが、私は不安でしかなかった。




大丈夫かな・・・
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