かけがえのない人
「でもさ、愛結はかわったじゃん」
「・・・」
「ちゃんと反省して、変わろうって思ったんでしょ?それに図書室にまで毎日かよってさ、えらいと思うよ」
「美波・・」
「たしかにどんな理由にせよ、やっていいことと悪いことがある。でも誰だって間違えることもあるでしょ?大切なのはそのあとだと思う。
愛結が図書室にいくっていうのが正しいのかは誰にもわからない。でも、愛結自身が決めて実行しているなら、誰にもとやかくいえる権利もないしね」
「う、ん」