かけがえのない人


暑いのに元気だなーそんなことを思いながら歩いていると

「おい!そこ遅いぞ!もっと全力で走れ!」

聞き覚えのある声がした。

それでちょっとだけ寄り道になるけどグラウンドのほうにみにいってみるとバッドをもって球出しをしている航がいた。

「え・・・航?」

わたしがそう口にすると航に聞こえたらしく振り返った。

わたしをみると目が見開き、すごく驚いていた。

「あ、愛結・・」

しばらくわたしたちはお互い言葉を発することなく見つめあっていたと思う。

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