かけがえのない人

もう一度



♪ピーンポーン

「はい」

彩香の声だ。

「航だけど」

「え?お兄ちゃん?どうしたの?」

「ちょっとな」

そういうとドアの鍵が開いた音がした。

「愛結は、ここでちょっとまっててほしい。いきなりあらわれたらきっと混乱してパニックになるかもしれないから」

たしかに、そうかもしれない。

「わかった」

航はガチャとドアをあけて中にはいった。

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