かけがえのない人




♪キーンコーンカーンコーン

チャイムが鳴って図書室が閉まる時間になった。

いつものように正門まで一緒に歩いてそのあとはバイバイする。

「航」

「ん?どうした?」

「また、明日の放課後に図書室でね」

なぜかわからないけど、念を押すようにわたしはそういっていた。

「おう、また明日の放課後にな」

それだけいうと航はくるりと方向をかえ歩いて行った。



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