かけがえのない人
2章
忘れちゃいけないこと
「美波―おはよう!」
「愛結ー!おはよう。元気になってよかったね!」
「うん、ありがとう。美波からもらったアイスも食べて元気もりもり」
「あはは、愛結あのアイスすきだもんね」
「うん、すき」
「根岸くんのことも?」
そうやって突然小声で聞いてくる美波。
「もー!!//」
「照れてるーかわいい。」
「やめてよー」
「あはは、ごめんって。でも応援してるから。愛結にはいい恋愛してほしいし」
「うん、ありがとう」
美波はわたしと違って中学のころから何人かと付き合ったことがあるみたいだ。
でも、なかなかいい恋愛はできなかったみたいで、もっと大人で落ち着いてる人がいいといっていた。
先生ってところがちょっとあれだけど、でも美波のことはわたしも応援してるし、幸せになってほしいと思う。