暴走族の相談役は私
本気で恋した相手、、か。。

「私には龍殿の中まで入れない。どんな事があろうと知ったこっちゃない。でも貴方が傷つくのは嫌よ。大事なお客様だから。」

龍殿の事はよく分からない。

中の人間じゃないから。

こうして悠人から聞くしか、こいつらを知る事は出来ない。

「冬華ちゃん、ほんと手厳しいなぁ〜」

さっきの真剣な表情が抜け落ち、いつもの顔に戻っている。

無理をしている顔だ。

「悠人。無理に笑わなくてもいいの。自分の本当の姿で私と話して。」





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