暴走族の相談役は私
次の日の朝。

教室の席でポツンと座っていると、

「冬華ちゃん!」

姫様の声がした。

「昨日はごめんなさい!」

いきなり謝ってきた。

どうせ、私が怒ってる理由しらないでしょーに。

どーして謝れるかしら。

「大丈夫よ。イライラしてたから八つ当たりしちゃっただけ。」

私だって、鬼じゃない。

謝ってくれたんだ、それ相当の態度で示さなきゃね
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