暴走族の相談役は私
このモヤモヤした感じはなんだろう。

苦しいな。

「大丈夫!?姫さん!」

あっ、私の方には来てくれないんだ。

当たり前か。

だって悠人は姫様にぞっこんだったんだ。

私、何を勘違いしてたのかな。

「冬華ちゃん!大丈夫?」

駆け寄って、私を起こしてくれる悠人。

私って馬鹿だなぁ。

これって恋だったんだ。

悠人への感情は今すぐ捨てよう。

そしたら楽になるでしょ?
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