暴走族の相談役は私
「やっホォ!またきちゃったよ?」

げっ!悠人。

「何しにきたのよ?私は、あんた達に嫌われた立場になったんだけど。」

私は、言いたくもないセリフを言う。

「はぁ。俺は演技って分かってるからいいの。」

どっかで期待してた。

悠人なら分かってくれるって。

「ふっ、馬鹿じゃないの?」

気が緩んだ。私は悠人の前で笑顔を見せた。

何故か悠人の顔が赤らむ。

「笑った。」

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