暴走族の相談役は私
「俺の相手をしてっていう相談ー」

それは相談じゃなくて

私に構って欲しいだけなんじゃ。

「仕方ないな。そんで何するの?」

私は雑誌を閉じて悠人を椅子に座らせた。

「うーん。まぁ雑談でもしようよ!」

目をキラキラさせ私の手を掴もうとする。

「いいけど。最近は天然おバカお姫様はどーなの?」

その手を避けながら聞く。

「んー?相変わらず可愛いよー!俺早くあの子手に入れたいなぁ」


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