暴走族の相談役は私

「まじだ。」

A君が呟いた。

「電話かけてくれたの君だよね。興味持ってくれてありがとう。今から色々説明したいんだけどいいかな？」

「あぁ、大丈夫だ。」

私はに店員さんが持ってきてくれた、お水を一口含んだ。

「まず、何故私が龍殿に潜入してまで部員が欲しいのかを、説明するね。」

分かりやすく説明する為に少し考える。

「わたしの学校は部員が3名以上いないと廃部が決まっているの。でも相談部の部員は私だけ。一ヶ月以内に相談部に人が入らないと即廃部。だからこうして君達を誘ったの」

多分、A君達は引いているだろう。

だって相手からしたら、「それで？」って感じだもん。