【完】君にはまだ内緒
「うわ!本当だ!着替えて帰んないと……!」
「まぁ、明日は久々のOFFだからよかったね」
そう明日は貴重なOFF。
だからゆっくりするって決めていた。
私たちが学校を出たのはもう10時を過ぎていた。
……これは……寝過ごしたら終電がないやつだ……。
気を付けないと……!
瑠菜とは駅前でバイバイをしてホームで電車を待った。
10時を過ぎた電車の中は人影が全くない。
私は1番端っこの席に座った。