【完】君にはまだ内緒
誰かもう1人入ってきたけどそれが誰か見る力がなかった。
その人は私のすぐ隣に座った。
起きてなきゃいけないのに……だんだん瞼が落ちてくる。
一駅すぎた辺りから私は寝てしまったみたい。
その後の記憶が全然なかった。
目が覚めると、私は隣の人の肩に倒れていた。
慌てて顔を上げて謝った。
「あ、あの……すみません……!」
そう言って、相手の顔を見ると、そこにはあの人がいた。
……えー!!