【完】君にはまだ内緒
……それから数日、私は電車の時間も変えずにいつも通り通学する。
降りる駅まであと3駅。
毎日のように期待していたあの人が乗ってきた。
うそ……!!
乗ってきた!
私はびっくりしてじっとその人を見てしまった。
視線を感じたのか、私の方を見てきた。
そしてニコッと笑った。
やっぱりかっこいい……。
これって本当に恋なの?!
不思議な気持ちを知った。
高校1年生の冬でした。
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