Romantic症候群
-…大丈夫、きっと、家で寝られる
強く自分に思い込ませると、日美は別の話題へと笑顔をつくった。
「バイバイッ」
「うん、月曜にね~」
所々でイルミネーションが灯りだすころ、2人は自分の家へと歩き始めた。
真っ暗なリビングが寂しくて、帰ってすぐに電気とテレビをつける。
簡単な夕食とシャワーを済ませたあと、日美はベッドにもぐり込んだ。
「家から出ちゃだめよ」
そう呟くと、徐々に深い眠りに落ちていった。