Romantic症候群


意識が揺らぐ-…


霧の立ち込める森で、日美は1人きりだった。


ただ、静かに木の下に座りこみ、夜空を眺めていた。


-…お母さん?お父さん?


日美は、星に手を伸ばした。


しかし、掴むのは実体のない…霧。


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