生意気オオカミの虜
凛はとても幸せそうで、私の幸せまで奪いそうなくらい幸せそうです。
それからしばらくして、凛は私の説得と頼の説得、両家両親の説得もありモデルという仕事を続ける事にしたが代わりに要求された事がある。
数日後、私は頼と二人でランチ。
「 凛の話ってなんだろね 」
「 まぁ凛だからな、突拍子ない事言いそうだけどな 」
「 あ、それはあるね~ いつも考えてるようで考えなしなとこあるもんね 」
「 けど、凛すげーよな、俺の弟が人気モデルだぞ 」
「 鼻が高いでしょ~ ほんと、ビックリ 」
少し寂しい気もするしね。
私の事離さないし離れないし、大好きすぎるのに自分はモテモテでさ……
結局、私がいない時は他の女にを虜にしててムカつくよ。
何様?
凛様か…… ふふ。
「 羽奈、凛を支えてやろうな 」
「 頼… あんたもモデルやれば?」
「 それは勘弁、俺は自由がいいから 」
「 あ、そう。お好きにどーぞ 」
頼、イケてるのに。
凛がどんなに素敵になっても頼は頼で、凛の兄貴なんだよね。
弟が可愛いんだから。
そして夜、泉沢家が揃ってやって来た。
何やらお母さん、お父さんがせっせとご立派な料理を並べ出し、私には手伝わせないで座ってろと言う。
「 頼、凛は?」
「 もうすぐ来るかな 」
「 そっか 」
にしても…… この料理はどうした?
シャンパン!? やだマジで……
インターホンが鳴り頼が行くと凛が大きなケーキを持って来た。