太陽に照らされて〜キミと掴んだ光〜
ああ、退屈だ。

学校生活の中で、昼休み後の授業が1番面倒臭いと思う。

その上社会となると、先生の声がまるで子守唄のようで…眠い。

そんな事を考えていると、隣の席の子から小さい紙切れを渡された。

その子は、美緒の方を指している。

紙を開くと、

『先生の話し方、眠くない?
微笑みさえ罪なエンジェル☆美緒より』

と書いてあった。

ふと彼女を見ると、寝ぼけ眼(まなこ)でこっちを見てきた。

その間の抜けた顔に、俺は声を上げて笑った。

注意された。

最悪だった。
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