太陽に照らされて〜キミと掴んだ光〜
翌朝目が覚めると、まだ5時だった。

適当に部屋を掃除したりして、8時半まで過ごした。



「じゃあ、行ってくる」

そう言って、玄関を飛び出した。



駅に着いたのは、8時45分。

今日は美緒よりも早かった。

スマホをいじりながら、彼女を待った。


「たーくーみーくんっ」

振り向くと、昨日買ったワンピースを着た美緒が、太陽のような眩しい笑顔で立っていた。

「今日は拓海くんの方が早かったね」

「ああ。なぁ、美緒」

「ん?」

「それ、似合ってるよ。可愛い」

カレシとして、これくらいは言わないといけないだろう。

彼女は頬を赤らめた。

「ありがとう」
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