太陽に照らされて〜キミと掴んだ光〜
決勝の相手は、今までに名前も聞いたことのない学校だった。
でも、共に東海大会出場をした桜花大附属はその、韮崎第二高校に敗れているのだ。
油断できない相手である。
やはり、俺たちは苦戦を強いられた。
先輩たちは何とか引き分けに持ち込んだものの、剣斗が一瞬の隙を突かれて、一本負けを喫した。
「頼む、長谷川」
3人の先輩が、試合場内へ入ろうとする俺に、次々と言った。
「一本勝ちでもいい。せめて、代表者戦まで持ち込んでくれ。お前なら、大丈夫」
部長の野嶋先輩は、あくまで負けなければ、次に繋げればいいと言う。
でも、誰もその舞台で戦う気力も、体力も残っていないだろう。
ならば…
もう、俺は決めていた。
ここで勝負を決めようと。
狙うは、二本勝ち、それだけだ。
でも、共に東海大会出場をした桜花大附属はその、韮崎第二高校に敗れているのだ。
油断できない相手である。
やはり、俺たちは苦戦を強いられた。
先輩たちは何とか引き分けに持ち込んだものの、剣斗が一瞬の隙を突かれて、一本負けを喫した。
「頼む、長谷川」
3人の先輩が、試合場内へ入ろうとする俺に、次々と言った。
「一本勝ちでもいい。せめて、代表者戦まで持ち込んでくれ。お前なら、大丈夫」
部長の野嶋先輩は、あくまで負けなければ、次に繋げればいいと言う。
でも、誰もその舞台で戦う気力も、体力も残っていないだろう。
ならば…
もう、俺は決めていた。
ここで勝負を決めようと。
狙うは、二本勝ち、それだけだ。