認めたくないこの気持ち。~side府川~
愛希ちゃんとお化け屋敷に入った。


思った以上に暗かった。


「くれぇな。愛希ちゃん、心配だったら俺の手掴んどく?」


ふざけてそう言った。


愛希ちゃんは無言だ。


あれ、怒っちゃった?


不安になった。


「恨めしやぁ~。」


後ろからそんな声が聞こえた。


その次の瞬間、愛希ちゃんが俺の腕にしがみついてきたんだ。





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