認めたくないこの気持ち。~side府川~
「え!?あ、愛希ちゃん!?」


「う、うるさい・・・。黙って。早く出たいの!」


「あぁ、そう言う事か。ごめんね。連れてきちゃって。」


愛希ちゃんお化け苦手なんだ。


「キャアア!」


またも愛希ちゃんが俺に抱き着いてきた。


「あ、あ、愛希ちゃん・・・。目、つぶっといてね。連れてってあげるから。」


めっちゃ動揺しちゃった。


耳もふさいでと言って、愛希ちゃんを連れて出口に向かった。


「大丈夫だよ。愛希ちゃん。」


「うん・・・。」


< 18 / 23 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop