クズでも愛してる
店に着いて着替えて準備していると

コンコン!

部屋のノックがしてボーイが顔を出す。

ボーイ『紗羅さんご指名のお客様きてます。準備終わりました?』

紗羅『もう終わりますけどー?』

ボーイ『終わったら声かけてください!』

紗羅『はーい!』

誰だろ?

とりあえず急いで準備してボーイに声をかけて

ホールに向かう。

紗羅『いらっしゃいませ〜……』

なぜ!また!

案の定来ていたのは直樹くんだった。

直樹『飛んで来た!(笑)』

紗羅『いやいや、飛んで来たって(汗)てゆーかどしたの?』

直樹『そろそろ会いたい頃かなー?と思ってさ!』

その自信はどこから来るのか…

紗羅『それは、気のせいだと思います〜』

ホントこの人心臓に悪い、急に現れては嵐のようにいなくなる。

しつこいと思ったらそうでもないし

私には一生理解出来そうにない。

その日の帰り道繁華街を歩いてると

騒がしい一角に目が止まる。

ケンカ?と野次馬?

あんなのには関わらないのが身のためだ。

そう思い元の道に戻ろうとした時

『直樹!まじやめとけって!』

聞き覚えのある名前がして

またその集団の方に目を向ける。

でも、野次馬が邪魔で全然見えない。

頭でダメて考えながら足はその集団に向かっていた。




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