マリモ先生に恋したっぽい!
なんて、サラッと言われて、

今度は私が息を飲む。








――――――…教師なんて嫌いだ、


‘’応援してる‘’


‘’大丈夫だ‘’






なんて教師が吐く言葉はその場しのぎの台詞でしかない事くらい、私は知ってる

ちょっとお洒落しただけで、
スカート短くしただけで、
男友達が多いだけで、




『お前の頭じゃ…………無理じゃないか?』


簡単に手のひらを返すくせに、





でも、いつも私達をちゃんと、見ててくれる……まりもの台詞は、

そこらの教師が吐く言葉より、

うんん、その倍くらいに……重みを感じた






『馬鹿にしない?』



「ん?ああ」



『……私、…………進学、希望なの』









担任すら『無理だろ』なんて言った、私の夢。私が行きたい学校は……専門学校


諦めたくない、私の夢、

独学だけじゃ学べない、

だから………………進学したい




「………………ふっ、」



『なっ!馬鹿にしたでしょ!?』



「してねぇよ、ただ……、」







『ただ、…………何よ?』
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