マリモ先生に恋したっぽい!
『いや、ないかと、』


「はぁ!?少しくらい可能性あんだろ!?な?俺イケてるし」









なんて言う自信過剰な台詞に、思わず笑った。


まりもには…………ちゃんと謝ろう

嘘ついてご免なさい。って。







それと、………………好きです、って、次こそ心を込めて伝えよう







『絢斗、ありがと!』




「おう、感謝しろよ~

つか、もう帰るだろ?一緒に帰ろーぜ」




『やだよ、襲われそう』









なんて馬鹿な話をしながら、結局途中まで一緒に帰った。

勿論、外は薄暗く、

通学路を歩く生徒は見当たらない。







肩を並べ、日が沈む中、

一緒に帰った私たち。




端から見たとき…………果たしてどう映るのか、この時の私たちは……

深く考えていなかった―――――――――――……












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