マリモ先生に恋したっぽい!
「そー言えば今日、一時間目から……アイツの授業だね~」
『……アイツ?』
「ま・り・も」
嗚呼、まりも…ね。
そー言えばなんで『まりも』は『まりも』なんて呼ばれる様になったんだっけ
思わず、普段の容姿を思い出す
白衣みたいな服に、瓶底眼鏡、ボサボサの…………まりもみたいな髪の毛
あ、……だから『まりも』か
「うち、生物きらーい
社会に生物必要なくなーい?」
『それ言ったら古典もな』
「古典はいいのぉ!センセイ、イケメンだし」
だってさ。ある意味失礼だよね、
言い方変えれば『まりもはイケてないからダメ』って事じゃん受ける(笑)
「綾、おはよ」
と、当たり前の様に背後から頭を撫でたのは……犬上 絢斗-イヌカミ ケント-
いつの間に学校来たんだろ
さっきまで居なかったじゃん
『ん。おっはぁー』
「…………って、綾、前髪切った?」
『ん?あー……うん』
目に前髪入って痛かったし。
てゆーか…………よく気づくなぁ、
「へぇ、可愛いなそれ」