マリモ先生に恋したっぽい!
***
ドタドタ、と音を立てて走る私。
下校しようとしている生徒らが不審者を見るような視線で私を見やるが、正直それに構ってられるほど暇ではない
『まりもまりもまりもっ!』
勢いのまま、生物室のドアを開け、転がり込むようにして部屋へと入る。
最初に視野に入ったのは……デスクを椅子がわりにして腰掛け、優雅に珈琲を啜る……白衣姿のまりもだ
「おー、お疲れさん」
『聞いて聞いて聞いてっ!私、今日のテスト、』
「手応えあった、だろ」
言いたかった台詞を、さらりと吐いたのはまりもで、「頑張ってたもんな、お前」と、ハスキーな声で告げられた
『ありがとう!まりものお陰だよっ』
「それは違うだろ、」
『?』
興奮ぎみに話す私、
そんな私を見やったまりもは、手にしていたコップをデスクに置き、
私の前へとやって来る
自然と長身のまりもを見上げる形になった私に……………………、
ぽんぽん、っと2度、頭を撫でられた
「お前が『頑張ろう』って本気で思ったから……テストも乗り越えられた
俺は何もしてないぞ」
『それは違うよ!!まりもの教え方、超神ってたから
だから頑張れた!まりもの授業、何気、人気あるんだよ、分かりやすいって』
Cクラスは授業より娯楽や趣味派だけど
AクラスBクラスでは、まりもを褒める生徒も少なくない。うんん、寧ろ多い
親身になってくれる先生だ、って。
『それに御守り見たら、なんかいつもの自分で冷静にテスト挑めた気がする』
「ははっ、そりゃ良かった」
『だから、……しっかり頂戴ね!』
「ん?」
『ご褒美!!!』
ドタドタ、と音を立てて走る私。
下校しようとしている生徒らが不審者を見るような視線で私を見やるが、正直それに構ってられるほど暇ではない
『まりもまりもまりもっ!』
勢いのまま、生物室のドアを開け、転がり込むようにして部屋へと入る。
最初に視野に入ったのは……デスクを椅子がわりにして腰掛け、優雅に珈琲を啜る……白衣姿のまりもだ
「おー、お疲れさん」
『聞いて聞いて聞いてっ!私、今日のテスト、』
「手応えあった、だろ」
言いたかった台詞を、さらりと吐いたのはまりもで、「頑張ってたもんな、お前」と、ハスキーな声で告げられた
『ありがとう!まりものお陰だよっ』
「それは違うだろ、」
『?』
興奮ぎみに話す私、
そんな私を見やったまりもは、手にしていたコップをデスクに置き、
私の前へとやって来る
自然と長身のまりもを見上げる形になった私に……………………、
ぽんぽん、っと2度、頭を撫でられた
「お前が『頑張ろう』って本気で思ったから……テストも乗り越えられた
俺は何もしてないぞ」
『それは違うよ!!まりもの教え方、超神ってたから
だから頑張れた!まりもの授業、何気、人気あるんだよ、分かりやすいって』
Cクラスは授業より娯楽や趣味派だけど
AクラスBクラスでは、まりもを褒める生徒も少なくない。うんん、寧ろ多い
親身になってくれる先生だ、って。
『それに御守り見たら、なんかいつもの自分で冷静にテスト挑めた気がする』
「ははっ、そりゃ良かった」
『だから、……しっかり頂戴ね!』
「ん?」
『ご褒美!!!』