マリモ先生に恋したっぽい!
『てんきゅー♪』



にひっ、と笑えば絢斗も笑い、

絢斗は自分の席……、横へと腰を下ろした







「つか、さっき何話してたん?」




『さっき?』


ふと、思い出すのは数秒前の話題


『ああ、……まりもの話~』



「あー……アイツね、俺、生理的に無理だわ」



『え?絢斗生理くんの!?やばくね』




「んなわけねぇだろ!はっ倒すぞ」







ですって。怖いわ絢斗くん。

暴力反対!なんて馬鹿話してたら……







――――――――…キーンコーンカーンコーン


授業の開始を知らせるチャイム。
同時に教室へと入って来たのは……まりも






HR なんて自分磨きの時間に過ぎない

だからか、『あれ?HR終わってたのか』と今になって知る。







にしても…………今日は一段と、



「だっせぇ格好…引くわー」

うん。それ。マジでそれな

思わず呟いた張本人、絢斗を見やれば、





ないわー、とか言いながら先生を写メってた。やばいね、絢斗の写真フォルダ、まりもで埋まるんじゃね


まぁ…………確かに、ダサい……よなぁ








下手したら放浪者にすら間違われるレベル。白の白衣すら、よれよれで、

シミすら付いている

髪からは虫とか出てきそうで嫌だ




「んじゃ、この間の小テスト返すから名前呼ばれたら取りに来いよー」
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