私の進むべき所

ここが桜王学園!?



「でかすぎないかな〜!?」

嫌なんというかでかすぎ広すぎ



「おぼっちゃまいってらっしゃいませ」



次々とリムジンやら
漫画の世界だけかと思った。



なんて世界は不平等なんだ。


「よし。行くか」



私は桜王学園の門をくぐった



「理事長室ってどこだろ…」


校舎をぐるぐるまわっていると


ドン…



誰かと肩がぶつかった


「あ…すみませ…「誰にぶつかってんだよ!」」

え?


あの頭大丈夫ですか?



「え。知らない」



本当のことを言うと周りがザワザワし始め



「大丈夫かなあの子」


とか言われてる



「は。お前この俺を知らないのか」




は。芸能人とか何かですか



「知らない。」



真顔で答えると


胸ぐらを掴んできて



「俺は葛西グループの跡取りの葛西茂人だぞ」




え…?

お父さん早くもピンチです

お金持ちに喧嘩売ってしまいました



「知らないよそんなところ。手放してよ」


ここは冷静に


「あ?いい加減にしろよ」


私に殴ろうとした時
彼の拳を掴み腕を背中で組み



「私に手出さない方がいいよ」



声を耳元でかけて。
その場を去った



「あいつ何者か調べろ」



そんなこと誰かに聞かれていたとも
知らずに
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