私の進むべき所
「でも、千春と雄也の事は警察にも誰にも言っていない。なんでがわかるか?」
私は横に頭をふった
「殺されるからだよ…。お前らが生き残っていたら、財産や権力全てお前らに行くだろ?そしたら、旦那様を殺した意味がなくなる。」
私は、
息が止まりそうなほど心臓が動いていた
「だいたい、犯人は検討がつく。
藤原グループの財産を全て受け取ったやつ、
お前の叔父の
藤原恭平だよ…
しっかりその名前覚えとけ。」
「おとうさん、、?何言ってるのエープリールじゃないのよ」
私の目からはなぜか無数の涙が零れてきた
「ごめん。黙ってて、、でもお前を守るためだったんだ。」
お父さんはキラキラ光る
ネックレスを私に差し出してきた。
「これは、お前の母の形見で藤原グループの証だ…。」
いつのまにか
お父さんの声は遠ざかっていき、
私はいつの間に意識がなくなっていた