副社長と恋のような恋を
「酒井さんは副業申請をしていますよね。その仕事のノウハウを貸してほしいそうです。詳しいことは副社長に直接聞いてみてください」
「わかりました。失礼します」
席に戻ると落合さんが横に来た。
「すごいじゃないか。あのチームへの誘いがくるなんて」
「そうですね。でも、面談に呼ばれただけですし。確実に決まったわけでもないので」
「いや、それでもすごいよ。できるだけアピールしてこないと」
なぜかすごく喜んでいる落合さんに、頑張ってきますとだけ答えた。
昨日の時点である程度話しているのに、これからまだ話すのか。面談は企画チームの人材を選ぶときに必ず行われる。私だけやらないほうが不自然になるから仕方のないことだけど。
お昼休みが終わり、仕事に区切りをつけて、第三会議室へと向かった。
「失礼します。営業部の酒井です」
「どうぞ」
会議用テーブルに書類を広げている副社長がいた。
「どうぞ、そちらにおかけください」
「失礼します」
仕事として副社長の目の前に座ると、妙に緊張した。副社長はパラパラと書類をめくる。
「今回の企画チームへ参加の話、辞退する希望はありますか?」
「ありません。もし選ばれた場合は謹んでお受けしたいと思います」
「わかりました。失礼します」
席に戻ると落合さんが横に来た。
「すごいじゃないか。あのチームへの誘いがくるなんて」
「そうですね。でも、面談に呼ばれただけですし。確実に決まったわけでもないので」
「いや、それでもすごいよ。できるだけアピールしてこないと」
なぜかすごく喜んでいる落合さんに、頑張ってきますとだけ答えた。
昨日の時点である程度話しているのに、これからまだ話すのか。面談は企画チームの人材を選ぶときに必ず行われる。私だけやらないほうが不自然になるから仕方のないことだけど。
お昼休みが終わり、仕事に区切りをつけて、第三会議室へと向かった。
「失礼します。営業部の酒井です」
「どうぞ」
会議用テーブルに書類を広げている副社長がいた。
「どうぞ、そちらにおかけください」
「失礼します」
仕事として副社長の目の前に座ると、妙に緊張した。副社長はパラパラと書類をめくる。
「今回の企画チームへ参加の話、辞退する希望はありますか?」
「ありません。もし選ばれた場合は謹んでお受けしたいと思います」