隣の席の魔法使い。










「……っ」







それと同時に腕に鈍い痛みを感じ、表情を軽く歪める。






魔法は一件万能そうに見えるが、万能ではない。





何故かそれは世間に認知されていないことで、もしかしたら私だけが万能ではないのかもしれないと考える時もある。






私の魔法にはその対価に見合った代償が必要なのだ。







それがこの痛み。






治した分だけその傷や破損が私に移る。






これが私の本当の魔法の姿。











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