隣の席の魔法使い。
「……」
よし、ここは私の出番だな。
私の魔法は修復の魔法。
風邪もこの力で何とかなる。
要は岡崎くんの風邪を確実に全部私が魔法で貰えばいいのだ。
病気系まで私が手を出せることを青葉くんは知らないはず。
ここはさり気なく、さり気なーく岡崎くんにボディタッチして青葉くんにバレないように魔法を使うのよ、私。
「だ、だ、だい、大丈夫っ、気のせいだよっ、きっと!!」
さり気なくと意識しながらも全くさり気なくない挙動不審な様子で岡崎くんに触れる。
全くもってさり気なくないけどここはもう勢いだぁぁ!!!