隣の席の魔法使い。









*****







次の日。



岡崎くんのウイルス的予感は見事的中していた。







「うぅ、ごほっ、ごほっ」





「大丈夫?優香ちゃん?」







朝、体に異変を感じてお熱を測れば37.8。



すごくしんどい訳ではないけど、体が重くてダルい。






とりあえず今日は学校は休むと言うことでベッドで寝ていると養護施設の先生、綾川先生が心配そうに私の様子を見に来てくれていた。






「だ、大丈夫……」





「そんな青白い顔して何言ってるの……」







死にそうではないことを伝えると呆れたように綾川先生が私を見つめる。






大丈夫なんだけどな。











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