隣の席の魔法使い。










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「あっつ……」







季節は夏。




私、西島 優香ーニシジマ ユウカーは高校2年生であり、この高校じゃあ、有名な魔法使い。






先程も言ったが季節は夏な訳だが私は長袖カーディガンを羽織っており、ものすごーく暑苦しい格好をしていた。






まぁ、その理由がこの傷なんだけとね………







カーディガンを脱いで痛々しい腕を見つめる。






朝治したあのiPhoneのように無数の切り傷が腕に刻まれ、中には血が滲み出ている傷もある。






この血が滲み出ている傷は朝の代償だろう。







他の傷もまだ治りきっていないようで自分でも言うのもなんだがかなり痛々しい腕だ。







とりあえず消毒だけでもしよ。












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