隣の席の魔法使い。










*****








青葉くんのお見舞いから丸一日がたった。




1日も経てば風邪もすっかり完治したのだが、一応大事をとって病院に来ていた。







「うぅ……」







何度思い出しても恥ずかしい。






病院の受付で名前を呼ばれるのを待ちながらわかりやすく項垂れる。






思い出すのは昨日のこと。



考える暇さえあれば何度も頭の中をぐるぐる駆け回ってしまう。










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