隣の席の魔法使い。
いくら弱っていたとは言えめちゃくちゃ恥ずかしい。
青葉くんに抱きしめられてたし、泣きまくっちゃったし。
結局1時間近くあんな感じで過ごしてしまったし。
青葉くんに申し訳ない。
もしかしたら風邪普通に青葉くんに移ってしまったかもしれない。
だけど……
『俺はお前を否定しない。どんなお前でも俺には必要な存在だ』
『魔法がなんだよ。そんなものお前の一部でしかねぇよ。どんなお前でもお前はお前なんだから胸張れ。もう誰もお前のこと否定なんてしねぇから』
青葉くんがくれたあの言葉は本当に嬉しかった。