隣の席の魔法使い。











だけどここで焦ることはない。






右手で破片の一部を持ち、治るように力を送る。







ピシピシピシッ






「……」






瓶がゆっくりと数秒前の姿に戻るのと同時に慣れた痛みが腕に走る。






カーディガンを脱いでいるのでその魔法の代償が私の腕に刻まれる姿が嫌という程目に入った。








こんな代償バレてしまったら、誰にも求められなくなってしまうかもしれない。





だからこれだけは絶対に秘密だ。














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