隣の席の魔法使い。






「ワッワタシ、オカザキクントノリタイナァ!」



グイッ



棒読みだと言うことはわかっていたが、ここは勢いで岡崎くんの腕を掴んでこちらに引き寄せる。


「何でカタカナ表記になるくらい棒読みなのー」って岡崎くんがおかしそうに言っている声が聞こえてきたが無視だ、無視。



「…………」



そんな私を無言で何故か青葉くんが睨みつける。


え、あれ、私、睨みつけられるようなことしたかな。



「……ダメに決まってんだろ!お前、俺がいないとすぐ魔法使うからな!俺と行動が必須条件なんだよ!」


「ええ!?何、その必須条件!?」



そして驚きの理由で青葉くんに怒鳴られてしまい、ビックリして私は叫んでいた。




「あとさっさとその手を離せ!」



グイッ



驚く私なんて無視して青葉くんが強引に岡崎くんを掴んでいた私の手を掴み離させる。



ええ!?な、何でこんなことまで怒られてるんだ!?










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