隣の席の魔法使い。
私のせいで少し休んでしまったが休んだ後は、また遊び始め、時刻はもうすぐ夕方。
「優香ちゃんのバカ。バカ」
「ご、ごめんね、穂乃果ちゃん」
穂乃果ちゃんが涙目でこちらを睨みつけることに対して私は謝罪することしかできず。
あのあと絶叫系は避けながらものすごくたくさん遊んだのだが、一度たりとも青葉くんと穂乃果ちゃんを二人っきりにすることが叶わなかった。
それどころか私と青葉くんが二人っきりになることの方が多かった。
何故かと言うと理由は簡単。
「お前は俺がいないと魔法使うだろ」
と、言う青葉くんの意見の元、こういう結果が着いてきた。
まぁ、普段からこの理由で常に側にいる訳だし、そうなりますよね。
一応魔法は使わないと青葉くんに何度も伝えたのだが、信用されず。
だけど、青葉くんと一緒に初めての遊園地を過ごすことができて喜んでいる私もいた。