隣の席の魔法使い。






「優香ちゃん、俊哉のこと好きでしょ?」


「へ?は、え、え?」


「えっ、もしかして自覚なし?」



岡崎くんと私はお互いに目を丸くしてお互いを見つめ合う。



私が青葉くんのことを好き?



その時だった。



キキーッ

ドンッ



車のブレーキ音と何かがぶつかった重い音が聞こえたのは。



「いやぁぁぁぁ!!!」



それかれ後を追うように女の人の悲鳴が聞こえた。



嫌な予感しかしない。










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