溺愛とはなんでしょう?
そうだった、約束してたんだ……!!
つい、花籠のことで頭がいっぱいになっちゃって……、、、。
「えっと……あ、あの……」
私がアワアワしてる間にも、日華くんは先輩に挨拶をし始める
「お久しぶりですね。山北令さん」
そう言い放った日華くんの顔は、いつになく険しい。
そっか……先輩と会ったことあるんだっけ……
「お久しぶりです、今日はお疲れ様でした。」
ピリピリと重い空気感が流れる。
主に日華くんからだけど……
「で?2人の用事は、済んだわけ?」
「終わりましたよ。」
私が答える前に、先輩が返答をする。
「じゃあ行こう未来。皆が待ってる」
そう言って、日華くんに強引に掴まれた腕が前へ進むように引っ張られる。
どうしよう……
このままお別れなのかな?