溺愛とはなんでしょう?


そうだった、約束してたんだ……!!

つい、花籠のことで頭がいっぱいになっちゃって……、、、。

「えっと……あ、あの……」

私がアワアワしてる間にも、日華くんは先輩に挨拶をし始める


「お久しぶりですね。山北令さん」


そう言い放った日華くんの顔は、いつになく険しい。

そっか……先輩と会ったことあるんだっけ……

「お久しぶりです、今日はお疲れ様でした。」


ピリピリと重い空気感が流れる。

主に日華くんからだけど……

「で?2人の用事は、済んだわけ?」


「終わりましたよ。」

私が答える前に、先輩が返答をする。

「じゃあ行こう未来。皆が待ってる」

そう言って、日華くんに強引に掴まれた腕が前へ進むように引っ張られる。

どうしよう……
このままお別れなのかな?

< 179 / 244 >

この作品をシェア

pagetop